今日は手術がなかった [産婦人科医]
少し前にも書きましたが、うちの病院の産婦人科の手術日は火曜日と木曜日です。
ただ、ボクの場合、当直明けの火曜日は午後から半日休暇になっているので、
実際のメインの手術日は木曜日になります。
たいていは帝王切開や子宮筋腫の手術があって
木曜日は朝から張りつめた気持ちです。
ところが、今日は手術の予定が1件もありませんでした。
分娩中の産婦さんもいませんでした。
ボクは今週末の基幹病院会議の準備があったので、
病棟の患者さんたちを一通り診察した後、
当直室にこもってパソコンで仕事を始めました。
そしたら、今日は時間的にも余裕があったせいか、
仕事がはかどるので自分でもびっくりしました。
スライド10枚以上に発表原稿、それに関連したメールをいくつか、
気持ちいいくらい仕上がっていきました。
合間にお昼ご飯のお弁当もちゃんと食べました。
そして、気が付いたら、思いのほか時間がたっていて、
あっという間に夕方になっていました。
実は小児科の先生たちと毎週木曜の夕方に集まってミーティングもしているのですが、
今日は小児科の先生が忙しくて、気づかない間に中止になっていました。
「こんな日もあるんやな。」
ボクはしみじみ思いました。
この4月から、月・金・土曜には朝から3時近くまで外来をして、
午前診と午後診のある水曜は6時くらいまで休憩時間もありません。
月曜の夕方は病院の会議があり、
当直明けの火曜日は院外の助産学校の講義、
金曜日の午後の後半には院内の看護学校の講義があります。
土曜の夕方はしばしば学会です。
もちろん、土日の何日かは当直です。
夜中にお産で呼び出されることもあります。
考えてみると、一週間のうち、
病院で3時間机に向かって座れる時間なんてありません。
（そもそも、座っただけで、たいていくたびれて居眠りしてしまいます。）
結果として、
ボクが勉強したりデスクワークをする時間は、朝の4時から6時までです。
それだってしんどい日にはぎりぎりまで寝ないと体が持ちません。
人間は本来、昼間に働いて、夜は休むものなのでしょう。
たった1日、手術がなかっただけで、
今日は当たり前のことに気づきました。
カラダが明らかにラクです。
燃え尽きてしまわないためにも、元気で患者さんに向き合っていくためにも、
産婦人科医は休めるときに休むべきなのでしょう。
ただ、ボクの場合、当直明けの火曜日は午後から半日休暇になっているので、
実際のメインの手術日は木曜日になります。
たいていは帝王切開や子宮筋腫の手術があって
木曜日は朝から張りつめた気持ちです。
ところが、今日は手術の予定が1件もありませんでした。
分娩中の産婦さんもいませんでした。
ボクは今週末の基幹病院会議の準備があったので、
病棟の患者さんたちを一通り診察した後、
当直室にこもってパソコンで仕事を始めました。
そしたら、今日は時間的にも余裕があったせいか、
仕事がはかどるので自分でもびっくりしました。
スライド10枚以上に発表原稿、それに関連したメールをいくつか、
気持ちいいくらい仕上がっていきました。
合間にお昼ご飯のお弁当もちゃんと食べました。
そして、気が付いたら、思いのほか時間がたっていて、
あっという間に夕方になっていました。
実は小児科の先生たちと毎週木曜の夕方に集まってミーティングもしているのですが、
今日は小児科の先生が忙しくて、気づかない間に中止になっていました。
「こんな日もあるんやな。」
ボクはしみじみ思いました。
この4月から、月・金・土曜には朝から3時近くまで外来をして、
午前診と午後診のある水曜は6時くらいまで休憩時間もありません。
月曜の夕方は病院の会議があり、
当直明けの火曜日は院外の助産学校の講義、
金曜日の午後の後半には院内の看護学校の講義があります。
土曜の夕方はしばしば学会です。
もちろん、土日の何日かは当直です。
夜中にお産で呼び出されることもあります。
考えてみると、一週間のうち、
病院で3時間机に向かって座れる時間なんてありません。
（そもそも、座っただけで、たいていくたびれて居眠りしてしまいます。）
結果として、
ボクが勉強したりデスクワークをする時間は、朝の4時から6時までです。
それだってしんどい日にはぎりぎりまで寝ないと体が持ちません。
人間は本来、昼間に働いて、夜は休むものなのでしょう。
たった1日、手術がなかっただけで、
今日は当たり前のことに気づきました。
カラダが明らかにラクです。
燃え尽きてしまわないためにも、元気で患者さんに向き合っていくためにも、
産婦人科医は休めるときに休むべきなのでしょう。
ほんとうに毎日お疲れ様です。ｈａｒｕさんの普段の頑張り(踏ん張りというのでしょうか)にご褒美のような一日でしたね。
デスクワークもたくさんあるのに、する時間がないんですよね。
これからも素敵な先生であるためにときどきはこんな日があるといいですね。
by ちばおハム (2011-07-01 14:47)
ちばおハムさん、コメントありがとうございます。
デスクワークが昼間のうちに終わると、朝早く起きなくて済みます。
それよりも、今の時期は8月の夏休みが待ち遠しいです。
今年は、行きますよ、南の島（日本です）に。
by haru (2011-07-10 11:53)
ななかさん、コメントありがとうございます。
たしかに「先生、いつ休んでいるのですか？」とよく聞かれます。
人間ですからちゃんと休んでいるのですが、患者さんたちからそう見えるようです。ボクの場合、いつ起こされてもいいように、夜の９時半には寝るようにしています。
自己管理も医師にとっては重要な責務であると思います。
また、産婦人科医が当直した次の日に外来勤務をすることも、ハイリスク妊娠管理をする保険制度上の施設基準として認められていません。
いろんな規則があって、産婦人科医は守られているのです。
ボクの場合、看護学校や助産師学校の講義があるので特に忙しいのですが、それも夏休みに入る頃には終了します。
あとは学会に行けないのが辛いところですが、リフレッシュは十分できていると思います。
あと、週末の帝王切開についてですが、このことについてはそのうちこのブログで書かせてもらいたいと思います。
by haru (2011-07-10 12:13)
コメントにコメントいただきありがとうございました。
たまにテレビなどで言われているように過労死するような労働環境ではなく、産科の先生が規則で護られていることがわかってよかったです。
こちらのブログにふさわしくないコメントのような気がして2011-07-05 20:29のコメントを削除しようとしたのですが、やり方がわかりません。
削除できたらしていただければと思います。
お手数かけましてまた勝手を申しましてすみません。
宜しくお願いいたします。
by ななか (2011-07-24 13:55)
ななかさん、コメント削除しますね。
貴重なコメントでもったいない気もしますが・・・。
by haru (2011-07-30 22:50)